仕事のストレス

ストレスと薄毛の関係

ストレスはAGAの直接的な原因ではありませんが、ストレスによって自律神経が不安定になると内分泌系(ホルモン系)に影響が及ぶため、結果的に男性ホルモンが大きく関わるAGAにも影響が出ると考えられています。

単純に「ストレスで直接抜け毛になる」というよりも、ストレスによる身体面・生活習慣の変化が抜け毛につながる、という表現が正しいです。

ストレスと自律神経には密接な関係があります。

自律神経とは、内外からの情報や刺激に対して、自動的に反応する神経です。体温や血行、消化、排泄などのあらゆる機能を無意識で調整しています。

ですが、ストレスによって身体に負担がかかると、自律神経に悪影響を及ぼし、無意識のうちにこれらが上手く機能しなくなります。

自律神経が調整しているものの一つに血液の巡りがあるのですが、自律神経が上手く機能しなくなると、食事などで摂取した栄養素や酸素が体内に行き渡りにくくなります。つまり、頭皮の毛細血管にも髪の毛の成長に必要な栄養が届きにくくなって、抜け毛に影響してしまうのです。

自律神経は、交感神経と副交感神経に分けられます。副交感神経は夜間に働き、身体をリラックスさせる役割があります。

ストレスにより自律神経が乱れて、副交感神経の働きが弱くなると、しっかりと睡眠を取れない状態に陥る可能性があります。

無論、睡眠は髪の毛にとって重要であり、睡眠時に分泌される成長ホルモンが髪の毛の成長には欠かせません。

とくに、夜10時~深夜2時の4時間が最も成長ホルモンが分泌されると言われています。つまり、この時間帯に十分な睡眠時間を確保することが髪の毛の成長に最も良いのです。

ストレスでなかなか寝付けず、睡眠時間がいつもバラバラになってしまうと、髪の毛が順調に成長せず抜け毛にもつながります。

ホルモンバランスの乱れとは、女性ホルモンと男性ホルモンの乱れを指します。

とくに女性ホルモンの「エストロゲン」には髪を健康に保つ役割があり、エストロゲンの分泌は髪の成長を活性化させます。

エストロゲンは40歳以降になると減少していくのですが、ストレスが溜まるとその減少が顕著になります。

とくに女性の方は、女性ホルモンが減少して男性ホルモンが増加すると薄毛の原因につながります。

休止期脱毛症

人間の髪の毛は自然に抜けて、また新しい毛髪が生える「ヘアサイクル」が行われています。通常、髪の毛は約36年の期間で「成長初期」「成長期」「退行期」「休止期」という流れで生え変わっていきます。ですが、成長期の毛髪が急に休止期に入ってしまうことがあります。そうして起こる脱毛が「休止期脱毛症」です。もちろん、ヘアサイクルが乱れる原因はひとつではありませんが、過度なストレスによっても抜け毛が起こると言われています。

抜毛症

抜毛症とは「抜毛癖」とも呼ばれ、自分自身で髪の毛を抜いてしまう精神疾患の一種です。精神疾患ですからストレスとも大いに関係があります。衝動的に、無意識のうちに髪の毛を抜いてしまうのが抜毛症の恐いところです。

AGA FAGA

AGA」はテレビCMなどでもよく聞きますが、成人男性によくみられる症状です。頭頂部や生え際、前頭部から徐々に抜け毛が進行します。

また、FAGAは「女性のAGA」とも言われ、とくに4050代の壮年期に起こるケースが多いです。分け目や生え際が薄くなる特徴があります。

一般的には遺伝や男性ホルモンの影響が大きいと考えられていますが、ストレスが睡眠不足や食生活の乱れをもたらし、髪に良くない環境を作ることでも起こりえます。ストレスを受けた時期と実際に髪の毛が抜ける時期には時差があり、一般的に3ヶ月程度と言われています。

先ほどご紹介したとおり、正常な髪の毛は約3年〜6年のサイクルで「成長初期」「成長期」「退行期」「休止期」を経て抜け落ちます。

精神的なストレスを受けると、成長期にいた髪の毛のヘアサイクルがぐっと縮まって退行期や休止期に移行していきます。この「退行期」と「休止期」の合計期間がおよそ34ヶ月となっているため、このようなタイムラグが発生するのです。