円形脱毛症の原因はストレスなのでしょうか

 

円形脱毛症は、円形に部分的な髪の毛が抜け、コインぐらいの大きさが一気に脱毛状態になってしまう脱毛症です。一か所だけでなく複数の箇所にできる場合や、ときには頭部全体に及ぶ場合もあります。性別や年齢などによる発症の差はあまりありませんが、20代~30代に多く女性に多くみられる傾向があります。
初期症状として、爪に小さなでこぼこができる、頭部に地肌が見える部分ができるなどがあります。その後、髪が抜けた周囲の毛を引っ張ったとき特に痛みがなく簡単に抜け落ちる、抜け毛の毛根部分が細くとがっているなどの症状が起こります。急激にたくさんの髪の毛が抜けてしまうことがAGAとは臨床的特徴が異なります。「もう生えてこないのでは…」と不安になりがち。しかし、治療をすることで改善を図ることができます。改善してくると、抜けてしまっていた部分に点々と毛穴が見え始めたり、細く短い毛が生えはじめたりします。過度に不安にならず、改善を目指して治療を行いましょう。
原因には主に自己免疫疾、ストレス、遺伝、アトピーの基礎疾患があります。

円形脱毛症のはっきりした原因や治療法はまだ判明していないのが現状です。しかし、自己免疫が最近は有力に主張されてます。本来は身体を守ってくれる役割を果たす免疫に異常が発生し、身体が自分の髪の毛を異物だと認識して攻撃することで、髪の毛が抜けてしまいます。甲状腺疾患や尋常性白斑、関節リウマチ、重症筋無力症などのほかの自己免疫疾患と併発する場合があります。円形脱毛症とともに倦怠感、発熱などがある場合、できるだけ早い段階で医師の診察を受けるのが望ましいです。

以前は「円形脱毛症といえばストレス」と言われていたのですが、現在は自己免疫によると考えられてます。ストレスは直接的な原因というより、あくまで補助的要因、つまり円形脱毛症が起こりやすい状態を作り出す間接的な要因の一つと考えられています。
過度な精神的ストレスにより、円形脱毛症と併発するとされている自己免疫疾患や内分泌疾患の発症のきっかけとなることがあります。またストレスをためこんだ状態が続くと、交感神経に異常をきたして、交感神経が活発に働く結果、血管収縮により、頭皮の血流が悪くなることも考えられます。

遺伝と円形脱毛症の関係ですが、円形脱毛症の10%弱に血縁者の中にも円形脱毛症を抱えているというデータがあります。遺伝的な要素もあると考えられ、親等が近いほど発症率は高くなり、一親等の発症率は二親等以上の家族の10倍にもなるといわれています。しかし、同じ遺伝子を持つ双子であっても発症する場合としない場合があり、必ず発症するとは限りません。つまり遺伝だけで決まるわけではありません。親族に円形脱毛症の方がいたとしても、あまり気にする必要はないといえるでしょう。

アトピーと円形脱毛症の関係ですが、円形脱毛症の4割がアトピー素因を持つか、家族にアトピー素因を持つという医学データがあるため、アトピー素因と円形脱毛症には何らかの関連があると考えられています。アトピー性疾患は免疫異常でおこる疾患であるため、免疫異常が円形脱毛症も引き起こしていると考えられます。

 

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